【ガン闘病記録】精神障害者のサポート・支援する「多摩棕櫚亭協会」

まさ
まさ

こんにちわ、まさとです。【終わりの始まり Vol.11】

今回は「棕櫚亭」について簡単に書いておこうと思います。

表のテーマは多摩棕櫚亭協会ですが、今日は実は裏テーマが本題です!

「棕櫚亭」・・・って??そもそもなんて読むの・・・?

って思いましたかね(笑)

 

ぼくも知らなければ読めなかったと思います。

読み方は「棕櫚亭(しゅろってい)」です。

正式名称は『社会福祉法人 多摩棕櫚亭協会』です。

 

今回はガン闘病記録ではありますが、番外編です!

いつも父親の話なので、今回は母親の話を取り上げてみようと思います。

 

そして今回の記事でお伝えしたいのは、ぼくのひとつのエピソードを通して

あなたにも、ぜひ!!

「両親の見てきた世界を知る一つのきっかけ」になればと思っています。

精神障害者のサポート・支援する「多摩棕櫚亭(しゅろってい)協会」

まずこの『社会福祉法人 多摩棕櫚亭協会』とは、どんな組織なのかというと

社会福祉法人多摩棕櫚亭協会|精神障害者の「就労支援」と「生活支援」。障害者一人ひとりの幸せ実現と地域の創造を。|就労移行支援事業、自立訓練事業(生活訓練)、障害者就業・生活支援センター、地域活動支援センターⅠ型、地域活動支援センターⅡ型
精神障害者の「働きたい」「ずっと、働いている」をサポートする多摩棕櫚亭。

精神障害者の方の生活・就労に関してサポート・支援を行っている福祉法人です。

社会福祉法人とは・・・社会福祉事業を行う非営利民間団体のことを言います。
(ここで細かく取り上げてしまうと話が先へ進まなくなるので、知りたい方は以下のサイトを参考にしてみてください!)

社会福祉法人ってなに? | 全国社会福祉法人経営者協議会
全国社会福祉法人経営者協議会の社会福祉法人ってなに?のページです。

 

さて、なぜこの多摩棕櫚亭協会(ここからさきは棕櫚亭「しゅろってい」と呼ばせてもらいます)を取り上げたのかというと・・・。

実のところ、この棕櫚亭を立ち上げたメンバーの一人が、母親なんです。

 

今回の父親のガン闘病の一件で

今までまったく関心を示すことがなかった部分だったのですが、母親のやってきた仕事についても興味が湧いてきたんですよ。

ここに関しては後で詳しくお話しします。

 

いやー、人生って不思議ですね・・・(笑)

物心ついてから一度も関心を持とうとしなかった母親の仕事を、このタイミングで「知ってみたい」という感情が芽生えてきたんですから。

 

この記事を読んでいる人の中にも、両親が

・どんな仕事をして

・どんな世界を見てきたのか

なんてことを、ほとんど知らない人も多いのではないでしょうか。

ぼくもそのうちの一人だったわけですし・・・(笑)

 

話を戻しまして、

今回はこの棕櫚亭の創設メンバーで前理事長の天野さんにお会いする機会を頂いたので

そのことについても触れていきたいと思います。

 

さらに天野さんとの会話の中で、

「なぜ母親の仕事に関しても興味が湧くことになったのか」が少し言語化されたので、この時点でとても感謝です!(天野さんって名を勝手に出しちゃっていますが、書籍も出されているので大丈夫でしょう・・・笑)

きっかけは父親のガン発覚

つい先ほども述べましたが

父親のガンが発覚していなかったら

ぼくは今世、母親の「やってきた仕事」や「見てきた世界」に関して興味を抱くことがなかったと思います。

 

ぼく自身、20代は自分が「豊かになる」ためにビジネスに取り組み

・どうしたら成功するか

・どうしたらお金を稼げるか

・どうしたらより多くの人へ影響力を持てるか

といったことにすべての力を注いできました。

要するに、『競争社会』『実力主義』に身を投じてきたわけです。

 

ただ、母親の生きてきた世界は真逆。

 

福祉の世界を歩んできた人間のため

・競争ではなく共生

・経済的強者ではなく、経済的弱者に寄り添う

・より多くの人にではなく、目の前の関わる人のために

といった世界を生きてきたわけで

本当にここ最近…いや数か月前まで、仕事に関してはお互いを理解することが出来ませんでした。

 

それが、父親のガン発覚という事がきっかけで

反転してしまったわけですから、自分でも驚いています(笑)

 

ただ、「なぜ」興味を持ち始めたのか?・・・と言われると言葉にするのが難しかったのわけで

・競争社会に疲れた?

・豊かさや成功することに興味を失った?

・今までやってきたことに見切りをつけた?

色々考えてはみましたが、どれもイマイチぴんと来ないし、当てはまらない。

 

それを、言語化させてくれたのが母親の紹介でお会いした天野さんでした。

母親の仲間(友人)とはじめまして

父親のお見舞いもかねて、母親の仲間(友人)である天野さんが家に訪ねてくれました。

すごく小さい頃にお会いしてはいるのですが、まー記憶にはないわけで・・・すいません(笑)

 

「ほぼ、はじめまして!」

という事で、あいさつをさせてもらったわけです。

 

第一印象としては

・エネルギー高い人だなー。

・目力強い人だなー。

母親と年齢も近いと聞いていたので

どうしても精気の減ったおばちゃんを想像していたわけですが・・・。(失礼だったらすいません!笑)

まー真逆でしたね。

 

さすが、

・社会福祉法人をゼロから立ち上げた人というべきなのか

・人のために生きてきた人の凄味と言うべきなのか

言葉にはあらわせない雰囲気を持っている人でした。

 

ちなみに、ぼくは学生時代から社長インタビューというのを行っていたため、経営者と呼ばれる人には沢山あってきましたし、自分でビジネスをやっていたこともあり、大成功者と呼ばれる方にもお会いしてきましたので、相手に圧倒されるという事はほとんどありません。

 

ただ、今まであった人とは全く違う感覚を覚えました。

例えて言うなら、

・今まであってきた成功者の方は、「超武装をしていて、そりゃ強い!」と分かるタイプ。

・天野さんは、「完全丸腰で、こちらの戦う気力をなくさせるから、そりゃ強い!」

といった感じでしょうか。

 

まーそんな方と母親を交えて2時間くらい話をする機会をもらったわけですが

率直に、「なんか楽しかったですね!」

母親の仲間(友人)と話をする機会なんて、なかなか持たなくないですか?

親戚ならまだしも、仲間(友人)なんて滅多にない経験です。

 

その会話の中で、母親の仕事に興味を抱いた理由が言語化されました。

引き出されたと言った方がいいのかもしれませんね。

 

その会話のいち部分を抜粋します。

天野さん:「福祉」に興味があるなら・・・ってのもありだよね(提案の会話)

ぼく:「福祉」全体に興味があるというより、母親の見てきた世界を見てみたい感じなんですよね。

天野さん:親の見てきた世界をみたくなるってのは、年齢と経験を積むとそうなってくるのよねー。今の時点でそうなったなら、あなたは早い方ね。

ぼく:そうですかねー。父親とはブログを通して、コミュニケーションをとるようになったので、母親とのコミュニケーションも考えるようになったんですかね。

(以下・・・会話があり)

天野さん:「恩返し」のひとつだわね!父親とは書籍を書くという共通項があって、恩返しだから。

ぼく:あ・・・そうかもしれないですね。これから必ず残される側の母親を考えたときに、もっと母親の見てきた世界も知りたくなったんだと思います。あとは心配材料を減らしたいってのもありますし。

とまー、こんな会話があったわけで(笑)

結論!!!

親の生きているうちに「恩返し」のひとつとして

「もっと両親の見てきた世界を見たいという感情が芽生えた」

ってことが言語化できました。

 

いやー、天野さんありがとうございます。

「恩返し」なんて、ちょっと偉そうな物言いのような雰囲気もありますが・・・。

今の段階では、一番ピンとくる「なぜ母親の仕事にも関心を持ったか」の理由です。

生きているうちに話を聞こう!

今回、母親と天野さんと三人で会話をしながらもう一つ印象に残った言葉が

生きているうちに親の話を沢山聞いておけばよかったって、いまになって思う。
年齢と経験を重ねて、自分が深くなると分かることが沢山あるからね。
あなたはまだ聞けるんだから、たくさん聞いておきなさい!

って言葉でした。

 

その通りですね。

遅いか早いのかは分かりませんが、父親と母親ともう一度向き合う機会が出来たことはありがたい事です。

 

父親も最近よく言いますが、「ガン」という病がマイナスではなくプラスの影響を与えているという事がおきています。「ガンさまさま!」なんて笑いながら言えるようになりました。

 

もしあなたが、

両親が健在で、病も患っていないのなら・・・話を聞く機会を設けてみてはいかがでしょうか?

ぼくのように、父親の死期が迫っているからこそできる部分もあるかもしれませんし

大人になって面と向かって会話するなんて、少しこっぱずかしい感情があるのも分かります。

現にぼく自身、父親のガン発覚がなかった出来ない行動でした。

 

でもあえて言わせてください。

生きているうち、何か起きる前に「両親」と色々話をする機会を作りましょう!

色々な事情はあるにせよ、「自分のルーツは両親にあり」です。

 

ぼくも今回、母親と天野さんと話したことで新しい世界の扉が開いたような気もしています。

・精神障害というモノがどんなものか。

・その人たちを支えてきた『棕櫚亭』とはどんなものか(「共に歩んで来た」の方が正確かも)

これから少しずつですが、見ていこうと思います。

 

母親から4冊書籍を借りて、すでに2冊は読み終わりましたよ。

精神障害と福祉についても、少しずつ記事にできればと思いますが

今は無理なので、その時が来たら!(笑)

 

 

という事で今回はここまで!

以上、【ガン闘病記録】精神障害者のサポート・支援する「多摩棕櫚亭協会」

でした!

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