こんにちわ、まさとです。
今回は【終わりの始まり Vol.7】
ガンと生きていく父親のリアルな感情をお伝えします。
ガンになっても、道はまたできる
以上が、父親からの内容になります。
あなたは、どのようなことを感じたでしょうか。
今回ぼくの中でキーワードになったのは
・患者本人がガンについて発信をしている情報が少ない
・大切なのは『患者本人の生きようとする意志』と『心の支え』
・自分に課題があることが、明日を生きる力となる
この3点です。
ここからは、ぼく自身が感じたことをお伝えしますね!
患者本人がガンについて発信をしている情報が少ない
・あなたの身の回りでガンと闘っている人はいるでしょうか?
・具体的な情報を得ることは出来ているでしょうか?(治療法・薬・治療費など)
ぼくは数か月前までは・・・「No」でした。
著名人で「ガンが発覚」というニュースをたまに見ることはありましたが
「そうなんだー」くらいで流してしまっていたくらいです。
ちなみに、今は身近なものなので他人ごとに思えなくなりました!
少し調べてみましたが、著名人の方でガンを公表している人たちは
・坂本龍一さん・河村隆一さん・野口五郎さん・小倉智昭さん・宮本亜門さん・三遊亭円楽さん
など、取り上げたらきりがなさそうです。
ここまで著名な人たちが情報を発信してくれていれば
ガンというモノに対して認知はきちんと広がるはずなんですが・・・。
ぼく自身もでしたが、なぜか「他人事」になってしまうんですよね。
心のどこかで「だってあの人たちは一般人じゃないし、同じ治療が受けれるわけじゃないから・・・」なんて思ってしまっていたのかもしれません。
まぁ、通常では受けれない治療法を受ける事が出来るのかもしれませんが
「ガンという病気の前では著名人だろうが、一般人だろうが平等」
そんなことを最近は思います。
なぜなら、確かに大金を払い最先端の治療を受ける事が出来るかもしれませんが
その治療が「効果が出るかどうかは、運に近いもの」があるように思います。
同じ治療で効果が出る人もいれば、出ない人もいるのが実際のところのようですし。
ぼくの父親は分子標的薬という治療法で、今のところは効き目がありましたが
これは「運に愛された」としかいいようがありません。
すべての人に100%効果のある治療法は現在ないわけですから
「ガンの前では皆平等」だと言えるのではないでしょうか。
あなたの情報が知りたい
自分に近い境遇の人には親近感を覚えるもので
この感覚が、「ガン患者本人」または「ガン患者の家族」は一層強いものになります。
父親の場合は「肺腺癌」なので、肺ガンになった人のエピソードをつい集めてしまいます。
その人がどのようにガンと一緒に生きているのか、どのような治療をしているのか。
この情報の一つ一つが大きな希望を与えてくれます。
これは著名人の情報だけではありません。
「ガンと共存することになったすべての人の情報が、今のぼくたちには価値があります」
それを痛感しているからこそ、父親もぼく自身も少しでも多くの情報を発信できるようにメールやブログで発信を始めました。
もしかしたら、いつかどこかで「ぼくたちの情報が誰かの役に立つ」
そんな瞬間が来ることを願っています。
もし、あなたやあなたの周りでガンが発覚し、共存をすることになったら
迷わず情報を発信してほしいと思います。
あなたの情報を欲している人が必ずいるはずです。
大切なのは『患者本人の生きようとする意志』と『心の支え』
この部分に関しては、今までの記事でも取り上げてきた部分です。
本人の生きる意志の重要性はぼくが語る事ではないので
今までの記事で、父親のメールから感じていただけると嬉しいです。
パートナーの部分は別記事を書いていますので、ぜひ目を通してみてください。
自分に課題があることが、明日を生きる力となる
この発想はぼく自身は持っていなかったものだったので
「なるほどなー。」と唸ってしまいました。
世の中の大半の人が、何かしらの課題と毎日向き合って生きていると思います。
大人になると、常に夏休みの宿題が出されていて
『終わる度にまた違う宿題が出されるような感覚』を持ったりしませんか?ぼくだけですかね・・・(笑)
ぼくに関して言えば
課題をどうクリアしていくのか必死で、周りが見えなくなってしまうこともしばしばです。
「何の問題も不安もなく、のんびりと自由にボーっと生活したいよなぁ」
なんて思う事もあります・・・(笑)
でも、父親のメールを見て
「ん?あれ?もしかして??」という疑問がわきました。
・常に課題があるからこそ、充実した一日を過ごす事が出来るのでは?
・常に課題があるからこそ、生きているという実感を持てるのでは?
・常に課題があるからこそ、より良くしようという欲求が生まれてくるのでは?
答えは今は出ませんが
「課題があること=希望のある人生」
「課題があること=生きること」
なのかもしれませんね。
もしそうなら、課題があればあるだけ喜ぶべきなので
「課題さんウェルカムー!!!」という前向きな姿勢がとれるかもしれません。
今できることは何か
自分の人生の最期が分かるというのは、辛い部分もありますが
それ以上に、今という一瞬一瞬に強烈な光を当ててくれる気がします。
これは本人もその家族もです。
ガンという病で余命〇か月なんて言われれば、強制的にタイムリミットも決まるわけですから
「目の前に全集中!今日という日に全集中!」
あ・・・鬼滅の刃ってアニメでありますよね・・・「全集中〇〇の呼吸」みたいなやつ(笑)
父親は、明日があることに課題と希望を持ちながら
今日という一日に「全集中、執筆の呼吸!!」をしているわけです(笑)
以前も取り上げましたが
・ぼくがブログを始めたこと
・父親のメール配信
この2つで、「一人でも多くの人の役に立てるように」という事はもちろんありますが
ブログとメールで、『親子の会話』をしていたりするんですよね。
面と向かってはなかなか伝える事が出来ないことを、お互いに文にして届け合ってる。
まさかこんなコミュニケーションの形をとるとは思ってもいませんでしたが
これもぼくたちにできる「いまできること」なんですよね。
もしぼく自身がガンに罹(かか)ることになったら
「このブログと父親のメールを間違いなく読み返すんだろうなー。」なんて思います。
とにかく!!
今できることがあることに感謝!!
今回はここまでにします。
また次回も「全集中執筆の呼吸!」でお届けします(笑)
以上、【ガン闘病記録】ガンになっても、道はまたできる!
でした。
コメント