【ガン闘病記録】ガンの治療法選択は慎重に。

まさ
まさ

もしあなたがガンになったとしたら

『治療法はどんな選択をしますか?』

そもそも

『どんな治療法があるのか知っていますか?』

こんにちわ、まさとです

【終わりの始まり Vol.7】!

 

今回は「ガンの治療法」に関してになります。

この連載は、父親のガン闘病記録を息子の視点からお伝えしているもので

両親とぼく自身のリアルな体験・感情を書き記しています。

 

前回までの記事はこちら

 

ガンの治療法選択は慎重に。

まさ
まさ

「ガンの治療法」と言われて、

パッと思いつくものはあるかな?

パッとは思いつかないなー・・・。

『抗がん剤』の治療とかは、よく聞くことはあるけど。

ぼくも含め、ほとんどの人は「ガン治療」と言われてもパッと思いつくことは出来ないのではないでしょうか。

「国民の2人に1人はガンを患う」と言われている病にも関わらず、予備知識をほとんど持っていないというのが現状だと思います。

 

ぼく自身も知識不足で、治療方法について語ることはできません。(専門家でもないですしね。)

まずは、少しでも将来のためにガン治療ということに関心を持ってもらえればと思います。

 

父親から送られてきたメールを紹介します。

数年前、右側頭葉の脳内出血で倒れ、幻聴に苦しみ、その時お酒をやめたんだけど、もしその時お酒をやめていなかったら、多分今ごろ僕の命はなかったなぁ。

 さて、ガンになって一番悩むのは治療法の選択だと思うけど、もしあなたになんの知識もなかったとしたら、医者は淡々と手術、化学(薬物)療法、放射線治療といった標準治療を選択し、ベルトコンベアーの上に置かれた荷物のように仕分けされていくことになるだろうね。
 私は専門家ではないし医学知識もないから、それぞれの療法の良し悪しやメリット・デメリットを述べる立場じゃない。私は手術ができる状態ではなく(=手遅れ)、抗がん剤治療、放射線治療という既定ラインで治療は進むことになっていたけど、抗がん剤治療、放射線治療を拒否したため、医者は治療法がなかなか決められらず、一ヶ月近くが過ぎた。
 幸運にも分子標的薬が使えるとわかって、今日に至っているけど、「もし、治療法がなく手に打ちようがなかったらどうするつもりだったか」と聞かれれば、たまった胸水を抜きながら、それも難しくなったら、その時はやむを得ないと考えていた。
だからこそ、野村病院の緩和病棟も申し込みも終わらせていたわけだし、陽子さんもそう覚悟していたと思う。
 さて、この僕の選択が最善だったかといえば、やはり多くの「?」がつくと思う。最終選択は患者本人だけど、家族が「可能性は少しでもあるなら、医者の薦める治療を受けて」と泣きつかれたらどうだろう。家族にとって、僕の選択は無謀としか言いようがないものだったかもしれない。
 手術、化学(薬物)療法、放射線治療とある中で、初期のがんで手術が可能な場合、手術を受けた方が余命は伸びているケースが多い。しかし、例えば私がかかっている肺腺癌(非小細胞肺癌)の場合、切除可能な患者の多くが、手術および術後補助療法としての化学療法を受けても、再発することはわかっているので、決して手術が成功したからこれで済んだとは思わないことだろう。
 でないと、再発と言われて大変なショックを受けてしまう。つまり、「手術成功=完治」ではないことを、予め知っておいた方がいい。
 教訓2 ガン手術の成功は完治ではない。
 化学(薬物)療法、放射線治療に関しては、僕は体験を通して語ることができない。ただし抗がん剤治療に関しては、効果があるガンと効果がないガンがあると言われている(実際は臨床的にわかっている)ので、これも調べた上で決めた方がいい。
 また、放射線治療に関しては、施術後のリスクが高いので、これもよく調べておいた方がいい。例えば、放射線治療によって命を救われたが、その放射線治療の時に受けた動脈などの損傷が原因で、後日、肺から喀血したといった事例もある。
 教訓3 ガン治療法については、食事療法、ゲルソン療法など民間療法も
     含めて、自分自身で事前によく調べておこう。

自分の身を守るための知識を持っておく

まさ
まさ

・ガン手術が成功したからと言っても、完治ではない事

・治療法については自分で調べる事

この2点をまずは分かってもらえたかな。

ガン手術がうまくいったからと言って、それで安心じゃないんだね。

なんか少し怖くなっちゃったな。

まさ
まさ

そうだよね。怖くなっちゃうって気持ちは分かるよ。

だからこそ、『ガンというもの』『治療法』の知識を持っておくことが

大事だったりするんだよね。

父親のガン闘病の中で、落ち着いて生活が出来ているのは

母親に『ガンに対する最低限の知識』があったから。これに間違いありません。
ここで考えていきたいものがあります。
『知識』はなぜ必要かです。
特に医学に対しての知識です。
正直、ぼくは医学というものに一切興味を示すことがありませんでした。
ドラマや映画で触れることはありますが、一つのエンターテイメントとして捉えていたレベルです。
あと挙げるとすれば、「医者は金持ちよね」その程度の見解でした。
きっと僕と同じくらいの人はたくさんいると思います。
今の経験で言えることは、
「やはり、自分の体に関しての最低限の知識は持っていた方がいい。」
という事です。
医療従事者を目指そう!という話ではなく
「自分自身の身は自分で守れるように、自分で主導権が握れるように」
ということです。
最低限の知識すら持っていないとどうなるか・・・。
父親のメールにもあるように、医者に言われたことにすべて「YES」と答える事になります。
なぜなら、自分には知識がなく、医者の言っていることが理解できないわけですから疑問を持つことすらできないですよね。
そうなると
「判断をすべて医者に任せる」といった思考停止状態になります。
言い方を変えると
『医者に命の判断を一任する』ということになります。
まさ
まさ

もしぼくひとりだったら、

「お医者さんが言うとおりにします」

なんて事になっていたかもしれないな・・・。

自分の命は自分で主導権を

『人間の尊厳』という部分にもなりますが「自分の命です」
出来る限り、「自分の最期をどうするのか」と判断する主導権を、持てるように努めておくことが大切だとおもうんです。(色々な事情があって、できないこともあることは重々承知してますからね)
そして、医者という存在は、あくまで『パートナー』だとぼくは考えるようになりました。
ともに一つのプロジェクト(ガン治療)にあたる同志のようなものって言い方もできますね。
医者にだって経験したことがない事柄が沢山あって、判断を誤ることだってあります。
そう考えれば
「医者に完璧を求めず、医者にすべてを任せるのでもないスタイル」に自然と変化するのではないでしょうか。
仕事ではチームワークが大切だ!なんて言っている人が
病気のことになると「すべてお任せします!」なんて変な話ですよ・・・(笑)
ぼく自身も、このきっかけをもらったことで少しずつではありますがガン治療に関して勉強をしています。
医療従事者の方と『パートナー』として話が出来るように。
そして、「自分の命は自分に主導権を握れるように」
ガンは国民病のひとつです。
ガンの治療法に関して、最低限の知識を持っておくことは凄く大切だと今は言い切らせていただきます。
まさ
まさ

身近に「ガン」という病気や、「死」と直結する病気ないと

ピンと来ない部分なんだけどね・・・。

それでも少しでいいから、意識を向けてみることからスタートです!

以上、【ガン闘病記録】ガンの治療法選択は慎重に。
でした。

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