思い込みには現実を変える力がある!それを『予言の自己成就』と呼ぶ

まさ
まさ

こんにちわ、まさとです。

今回は「知っ得!知識パート1!」

『予言の自己成就』についてです!

早速ですが、『予言の自己成就』という言葉を知っていますか?

まー、この記事を読んでいる8割くらいの人は知らない言葉だと思います。

ぼく自身も最近知った言葉です・・・(笑)

 

ちなみに、この『予言の自己成就』という言葉は

心理学や、行動経済学などで使われている用語です。

 

今回は、この『予言の自己成就』に関してシェアしていこうと思います!

予言の自己成就とは

【予言の自己成就とは

社会学者のロバート・ キング・マートンが提唱した用語。

「個人が自己の予測や願望に沿うような行動をとった場合、社会現象としてその通りの結果が出現すること。」

はい!!

これでピンときたあなたは、すごい!!

 

イマイチ、ピンと来ない・・・ぼくのような人のために

めちゃくちゃかみ砕いてお伝えすると

「思い込んだ事が実現していく」

ってことです。

 

あれ・・・急に、よく聞くフレーズになりましたね!(笑)

 

「なーんだっ。」

なんて思ったそこのあなた!ちょっと待ってください!

 

この『予言の自己成就』は、日常でも頻繁に起きていることで、知れば知るほど面白いです。

今まで感覚で知っている気がしていた部分が、きちんと説明できるようになります。

ぜひ最後までこの記事を読んでみてください。

 

さて・・・まず、大切なのは「思い込んだ」という部分です。

思い込みというのは、良くも悪くも誰にでも起きる事象です。

 

「人間は誰もが思い込みの中で生きている」

どこかの本に書いてあったフレーズです(笑)

 

でもこれは誰しもが思い当たる節があると思います。

 

人に対して「あの人は、優しくて素敵な人だ!」とか、

逆に「あの人はワガママで、自分勝手な人だ!」

なんて思い込みで判断してしまう瞬間ありませんか?

 

さらに言えば

「自分は〇〇な人間だ。」

なんて自分で自分のことを思い込んでしまっている場合もあります。

「レッテルを貼る」なんて言葉がありますよね。

 

これが実は、『予言の自己成就』の始まりだったりします。

 

ここでイメージをしやすくするために、具体的に事例を挙げていきます。

『予言の自己成就』の事例

ひとつの思い込みから行動が起こり、その行動が現実を作っていく。

面白い事例を2つ紹介します。

事例1:マスク・トイレットペーパー品切れ事件

これは記憶にも新しい出来事ですが

新型コロナウイルスの影響を受け

SNSでマスク、トイレットペーパーなどの在庫がなくなるとのデマ情報が流れました。

 

店頭に客が殺到し、マスクやトイレットペーパーの買い込みが起こり大混乱。

 

実際は、メーカー側には供給するのに充分な在庫があったにも関わらず。

「情報を信じた一部の人が買い込みを行い、それを見た人たちが更に買い込みを行う」

という事を繰り返した結果・・・。

本当に店頭にマスクやトイレットペーパーが無くなってしまいました。

事例2:ミリングヴィル氏の銀行

これはロバート・ キング・マートンが想像上の例で説明した有名な一例です。

 

ミリングヴィル氏はナショナル・バンクの頭取。

銀行に到着すると、給料を受け取る日でもないのに異様に銀行内が混雑をし、列をなしていた。

不思議に思いながらもミリングヴィル氏は、その人たちが解雇されたのではなければいいと願いながら、頭取業務にとりかかった。

 

ナショナル・バンクは、堅実な銀行で、頭取はもとより、株主まで誰もが知っていた。

 

しかし、ナショナル・バンクはこの後、倒産することになる。

 

列をなしていた人たちは、どこからわいたか分からぬ噂によって、

「銀行は倒産寸前。一刻も早く預金を引き出さなければ手元に一銭も残らない」と思い込んでいたのだ。

 

そして、預金の払い戻しをするために列をなしていたというわけだ。

 

そう、思い込みから「行動」に移した者たちが払い戻しを行った結果、銀行は破産をした。

「事実ではない事を、事実に変えてしまったのだ」

(※これは実際に金融業界で起きる出来事で、実際に破綻した銀行が存在します。)

予言の自己成就をどう活かすのか。

ここまで二つの事例を取り上げましたが

ひとつの思い込みから「行動」した『個』。

 

その『個』が他の『個』に影響を与え、次第に『集』になっていく。

その『集』がさらに影響を与えだしたとき、止めることのできない大きな波になり予言は現実となる。

という感じですね。

(極論を言えば、戦争というのはまさにこの典型かもしれません。)

 

大切なのはここからです!

 

この「予言の自己成就」というのは、個人であれ社会であれ、様々な影響を及ぼしているという事実。

この事実を知った私たちが、

どのように「予言の自己成就」を活かしていくのか。これが一番大切な部分です。

『思い込み』は使い方次第で、良くも悪くもなる。

 

子どもに対して「天才だ!!」と愛情を与え続けながら育てると、

才能が開花しやすく社会で活躍する子に育つ可能性が上がる。

 

反対に「バカだ!!」(こんなことを言う親は少ないと思いますが)と愛情を与えずに育てれば、

非行に走りやすい子に育つ。

 

この話は一度は耳にしたことがあると思いますが

この『予言の自己成就』という事を考えれば、あながち嘘ではなさそうです。

 

 

「どうせ思い込むのであれば、明るい未来、明るい社会を思い込んでいきたいなー。」

というのがぼくの本音です。

まー、それが簡単にできるのであれば何の苦労もしませんが(笑)

あなたはどんな予言をするか

最後にこの記事を読んでくれたあなたに質問をして、終わりにしようと思います。

「あなたはどんな予言をしますか??」

さらには

「周りの人にどんな予言を残しますか?」

 

「幸せな家庭をつくる!」・・・誰もが描く権利のある予言です。

「お金持ちになる!」・・・正直で素晴らしい!

「平和な世界を!!」・・・スケールが大きくてここまで描けるあなたは最高です!

 

ぼく自身の予言は、

「自分と自分に関わってくれる人が笑顔で過ごす環境を作る」

これが精一杯!本音の予言ですね(笑)

 

ぜひ、この機会に「あなたの予言は何か」考えてみてください。

 

以上、思い込みには現実を変える力がある!それを『予言の自己成就』と呼ぶ

でした!

今回の参考図書はコチラ

 

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